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◆TVゲーム少しならOK? 大阪市、成績との関連調査
◆朝食抜く子、成績ダウン=小中学生の学力調査−大阪市教委 H15/12/23
◆入試が変わる
◆15年度大阪府入試問題の傾向
◆16歳で大検合格 アメリカの大学受験へ
◆16歳のタバコ喫煙・・・
◆進路希望調査で大阪の府立高普通科の倍率低下
◆市立商業高校を中高一貫校に再編し
◆学力低下したか
転入と中退者の編入を、学科や全日制・・・
◆「考える力」を求める中学受験
TVゲーム少しならOK? 大阪市、成績との関連調査

 1日にテレビゲームをする時間が1時間までの場合は成績上位の児童・生徒が多く、逆に1時間を超えると下位の児童・生徒が多い−。大阪市教育委員会が24日発表した小中学生の学力実態調査で、こうした傾向が明らかになった。
 市内の小学生1920人と中学生1938人にペーパーテストを実施し、それぞれの成績上位約25%と、下位約25%を対象に調査した。
 それによると、小学生では、テレビゲームが1時間までのケースでは、上位が351人いたのに対し下位は305人。1時間を超えると、上位は95人、下位は128人と逆転した。
 中学生でも、1時間までは上位が362人、下位は307人。1時間を超えると、上位は85人、下位は121人だった。
 市教委は「家庭でめりはりの効いた過ごし方ができると学力も上がるのでは」と話している。(共同通信)
[12月24日16時47分更新]

〈円周率が3.05より大きいことを証明せよ〉。
 
 今年2月の東京大前期入試。数学の問題だ。森岡優志さん(20)=同大1年=は最後のページをめくって出てきた1行だけの問題に目を見張った。目にしたことがないタイプの問題だった。

 円周率は「3.14」として、小学校の算数で習った基礎事項だ。「3.05より大きいのは、みんな知っている。きっと、円周率について受験生がどう考えているかみたいんだな」と思った。
 森岡さんは、円に内接する正八角形を書いて考えることを思いついた。10行足らずの答えだったが、予備校で確かめたら正解だと言われた。正十二角形でも証明できる。
 解答はできなかったが、及川伸さん(20)=同1年=は「そこまでちゃんと考えなさい、というメッセージを問題に感じた」という。

 数学教育関係者らの反応はさまざまだった。「はじめにやり方ありきではなく、定義に戻って考えさせる絶賛すべき問題」「思いつきで中学生にも解けてしまう」「小学校の学習指導要領の改訂をめぐり、円周率をどう教えるか話題になった。受験生が、そんなことに関心を持っているかもみている」
 東大の入試は、よく練られた良問が多いとされる。03年度入試を担当した、ある教授は円周率の問題についていう。「考え方をみたい。試験問題は大学が発信する最大のメッセージだ」
 大手予備校・河合塾の松井悦夫・進学事業本部長は「昨年あたりから、入試問題に新たな流れができ、その一つに思考力重視があげられる」という。
 東北大の03年度工学部AO(アドミッションズ・オフィス)入試の小論文問題。chicken−and−egg(鶏が先か卵が先か)問題について、〈具体例をひとつあげ、300字〜400字で論じなさい〉。
 小論文や面接など大学独自のやり方で求める学生を選ぶのがAO。「研究者に欠かせない論理的な思考力などをみている」と大家清アドミッションセンター長はいう。
 早稲田大理工学部が導入したAOタイプの創成入試。04年度は人がこいでいる状態の自転車を図に描いたうえで、〈ブレーキがどのようにして車輪の回転を止めるのかその作動原理を説明しなさい〉という問題があった。「創造力のある学生を発掘したい」からだ。

 予備校関係者らによると、マークシート式の共通1次試験(79年から)、その延長にある大学入試センター試験(90年から)の「弱点」を補うために大学ごとの試験では、記述式などの出題が増えた。さらに「学力低下」問題で危機感が広がったという。

 高校や中学入試でも似た傾向が出ている。

 東京の私立開成中の国語。今春は長文総合問題2題で計7問。6問は、登場人物の心情などを最大100字で説明するよう求める記述式だった。
 全日制公立高として初の独自作成問題を導入した東京都立日比谷高の数学の解答用紙は、途中式などを書く空白が解答欄の倍はある。経緯を重視しているからだ。
 奈良県の公立高入試(03年度)の国語では、「いいですよ」という言葉が、同意と断りと二つの意味を持つことを読みとらせ、それぞれの意味が間違いなく伝わるには、どう工夫するかを書かせた。
 入試問題にくわしい亀井信明・高等教育総合研究所代表は大きな背景を次のようにみる。「豊かな社会になり、あふれる情報を処理する力はあるが自分で考える力が衰えた。そうした危機感と重なり、入試問題が進化してきた」 (03/12/24 1025)

朝食抜く子、成績ダウン=小中学生の学力調査−大阪市教委

朝食を食べている子供は、食べない子供より成績が良い−。大阪市教育委員会が小中学生を対象に行った学力等実態調査の中間報告で24日、生活習慣と学習理解度の相関関係について、このような分析結果が明らかになった。
 調査は5月下旬〜6月上旬、市立校の小学6年生、中学3年生の各10%とその保護者、各在籍校を対象に実施。生活習慣の実態調査に加え、小6は国語、算数の2科目、中3は国語、数学、英語の3科目の学習理解度テストを行った。 (時事通信)

公立高校前期入試」

基礎学力に重点 思考力まとめ伝える力問う

二十四日の府の公立高校前期入試は、基礎に重点を置き、新学習指導要領に沿った内容。初めて英語に語数制限問題を導入するなど「考えをまとめて他者に伝える能力を重視する」(府教委)傾向も見られた。合格発表は三月三日午後二時、各校で行われる。教科別の出題の狙いは次の通り。

【国語】大問1は内海隆一郎の.「街のスケッチブック」から。比喩表現力とともに解答に「七十字以内」の制限を設け、要約した上で表現する力を問うた。大間2は古文で、松平定信の「花月草紙」が出典。語句の意味を正確にとらえる力、文脈を正確に読みとる力を見た。内田詔夫の「人間理解の基礎」を用いた大問3では、文脈や論旨を読みとる力などを測った。

【数学】理数科以外の大問1は数と式、数量関係の基本的な理解力を問うた。大問2は円、扇形、三角形などの概念に関する出題。大問3.4、パイプを組み合わせて作る遊具や寄棟屋根など身近な素材で、関数関係や、空間図形の性質を考察する能力をみた。理数科では、大問2で事象を数理的に考察する能力、大問3で空間図形を把握する力、大問4で平面図形に関する総合力を試した。

【英語】英語、国際教養、理数各科以外はA問題。大問1では、基本的なコミュニケーション能力を試した。大問2では英字新闇を的確に理解する力を問い、大問3は電子メールを題材にした。B問の大問1は会話文をもとに適切に表現する力を問い、大問2ではケニア旅行に関するスピーチについて、語数制限付きで英文を書かせた。

【理科】遺伝やイオン、自由落下などの問題が姿を消し、内容が大幅に削減された新学習指導要領の影響を最も受けた形。大問1は火山灰層を手がかりに地層の新旧を判断させ、大問2は鉄粉の酸化実験を通じて探究方法についての理解力を問うた。大問3では顕微鏡の操作などについて試した。大問5では、シャープペンシルのしんを用いた回路をもとに電流と電圧の規則性などを問うた。

【社会】大阪などで開かれる「第三回世界水フォーラム」にちなみ、大問一は「水」と生活を関連づけて地理、歴史、公民の各分野から基本的事項を問うた。大間二は、中国や東南アジア諸国との歴史的つながりや貿易に関する知識、資料の読解力などを試した。大間三では、刑事裁判の仕組みや三審制など裁判に関する基本的知識を問うた。

大検合格の16歳、高校を飛び越え米で大学生に

 千葉市稲毛区の加藤恭司さんは来月、16歳で大学生になる。入学するのは、米カリフォルニア州立総合大学フラートン校。下見も済ませ、広いキャンパスがすっかり気に入っている。

 千葉県浦安市の東海大浦安中学を卒業したのは昨年3月。系列の付属高校へ進む道を選ばず、大学入学資格検定(大検)に挑んだ。「やり始めると止まらない」と自ら認める性格。4か月の猛勉強で、大学入学に必要な9教科の試験にすべて一発で合格した。

 「公式を覚えるだけでなく、社会に出て使える勉強が早くしたかったんです。友人や中学時代の先生は驚いていたけど、僕は自信がありました」

 しかし、日本では、大検合格者が大学入学資格を得るのは18歳に達した翌日から。「それならば」と、海洋科学の先進地・米国の大学行きを決意した。

 幼いころからダイビングをして海に親しんできた。小学生の夏休み。自由研究で、海に浮かぶ街のモデルを発泡スチロールでつくった。中学入学後、この街を「浮力源都市」と名付けてリポートにまとめた。

 同じころ、神奈川県横須賀市沖で実験が進んでいた鉄製浮体式の海洋構造物「メガフロート」の研究チームに、このリポートを送ったところ、高い評価を受けた。海への興味は、さらにかきたてられた。

 「石炭や石油には限りがあるし、原子力にも不安がある。僕は代替エネルギーを発見したい。海の中にその答えがありそうな気がするんです」

 両親の芳雅さん(56)、かをるさん(48)も「可能性の芽を摘まないのが教育。本人が望むように思い切りやってほしい」と、頼もしい1人息子にエールを送る。

 3月11日、高校を飛び越えた16歳の大学生は、単身、海を渡る。(白石洋一) 2月15日14:52)

16歳の喫煙を黙認、両親を親権者の不制止で書類送検
 16歳の息子が喫煙しているのを知りながら黙認していたとして、石川県警珠洲署は3日、同県珠洲市のトラック運転手(47)と妻(46)を未成年者喫煙禁止法違反(親権者の不制止)の疑いで金沢地検七尾支部に書類送検した。

 調べでは、2人は昨年春ごろから、長男の無職少年が毎日、子供部屋などで1日数本のたばこを吸っているのを知りながら、制止しなかった疑い。

 昨年11月、子供部屋から出火するぼやがあり、少年のたばこの火の不始末が原因とわかった。2人は「自宅ならいいと思った」などと供述しているという。

 警察庁によると、同法違反容疑で一昨年、全国で親権者3人が送検された。

(2月3日20:11)
独り言・・・当たり前のことが、おかしくなってきていますね・・・・
進路希望調査で大阪の府立高普通科の倍率低下(大阪)(1/9)
 府公立中学校長会は七日、公立中学を今春に卒業する生徒を対象に昨年十二月二十日に実施した第一回進路希望調査の結果を発表した。定時制・通信制希望者の増加に加え、専門学科の人気の高まりもあって、全日制普通科の競争倍率は前年同期の調査結果(一・二三倍)を下回る一・一五倍となった。また、奨学金制度の充実などの影響もあり、私立専願者が増えた。

 調査によると、卒業予定者は七万五千五百五十一人で、うち全日制高校の希望者は93・1%。定時制・通信制の希望者は計千九百八十八人(2・6%)で、前年より六百三十人増えた。

 さらに全日制の公立高を希望する五万五千六百五十八人のうち、専門学科を目指す生徒は、前年より五百五十四人多い一万五千百四十七人。特に新設される大阪市立淀商高の福祉ボランティア科(二倍)、府立港南造形高の総合造形科(一・三四倍)で高倍率となったほか、国際教養科や理数科でも、前年より人気が高まった。

 これについて、校長会は「今春から入試制度が変わり、専門学科と普通科の試験が前・後期に明確に分かれて、定時制・通信制が普通科と同日入試になったため、『まず専門学科に挑戦してダメなら普通科へ』、『普通科は厳しいので、定時制・通信制一本で』などと考える生徒が増えた」と分析している。

 一方、私立専願者は前年より千一人多い一万二千四百八十四人で、全日制希望者に占める割合が前年より2・18ポイント高い17・75%となった。

 府私学課は「年間最大約三十万円だった府育英会の奨学金が、昨年四月から年間授業料プラス十万円に引き上げられたことが、周知された」としている。

 また、就職希望者は前年より百八人少ない九百四十九人(1・26%)で、ここ五年間で最低となった。

 全日制公立高の募集人員に対する学科別競争倍率は次の通り。

 ▽普通科一・一五▽総合学科一・四五▽家政科一・四三▽商業科一・二▽情報システム科一・二四▽情報会計科〇・五▽流通経済科〇・六八▽国際経済科〇・二五▽会計科〇・三八▽総合ビジネス科〇・七一▽農業科一・〇八▽工業科一・一三▽情報科学科一・〇四▽英語科一・一八▽国際教養科一・四一▽美術科三・七▽体育二・一二▽国語科〇・九八▽理数科二・七五▽人文学科〇・八一▽芸能文化科一・一五▽音楽科二・二五▽総合造形科一・三四▽福祉ボランティア科二

独り言・・・新設された学科を希望する場合は、慎重に・・・・

できる子伸ばす」小・中1000校

習熟度別少人数・専門家を講師に
 来春から始まる学校五日制や学習内容を大幅に減らした新学習指導要領の実施による「学力低下」への懸念が強まっているため、文部科学省は、全国の公立の小・中学校の中から約千校の「学力向上指定校」を選定、「出来る子を伸ばす」政策に重点的に取り組むことを決めた。来年度予算で十一億円を投入する方針で、公立高校で初めて、理数系の授業も英語で行う実験校も指定する。同省では、指導“上限”としていた指導要領について、これを「最低基準」に切り替えたが、さらに指導要領を超える学習を積極的に進めることで、横並び意識の強い公立校の覚せいも図りたい考えだ。
 同省によると、学力向上指定校では、定員以上の教員を優先的に配置したうえで、
@子どもの習熟の程度に応じた少人数授業
 
A専門家を非常勤講師に招くなどしての発展的学習や、進んだ子どものための教材開発
B小学校の理科、算数などを担任以外の専門教員が担当する教科担任制などが、各校の実情に応じて導入される。習熟度別指導では、学習が遅れがちな子どもへの補充的な指導も実施する考えで、学校、クラス、子どもごとに、学習指導要領の目標をどの程度達成したかを評価する基準作りも行う。

 同省では、教員の配置のほか、退職教員や講師の派遣を支援。国立教育政策研究所などで、これまでなかった発展的学習のための教材開発も行う予定だ。 
 一方、「英語での教科授業」の可能性を探るため、約一億円を投じ、英語教育を重点実施する研究開発高校に、全国で二十校を指定する。指定校では、学校ごとに自由にカリキュラムを組み、大学と連携して教授陣や留学生を特別非常勤講師として派遣してもらう特別講座を設置したり、ALT(外国語指導助手)を優先的に配置したりして、「英語漬け」の環境を整える。
 生徒は、英語による数学や物理、科学、体育、芸術などの授業を受けたり、複数教員による集中英語講座に参加したりできる
  
                                  読売新聞 平成13年8月22日より

独り言・・・選ばれなかった学校はどうなるのでしょうね

学力低下」について、国民教育研究所(東京)が小、中、高校の教師約四百七十人にアンケートしたところ、六割近くが低下を感じているという結果が出た。国語や社会で目立っていたが、学力向上への取り組みは十分とは言えず、同研究所は「抜本的な授業改革を迫られている」と指摘。現場の<実感>に関する初.の調査で、月末に開かれる日教組・教育研究全国集会で報告される。
調査は昨秋、大阪府と新潟県の公立学校教師を対象に行い、小学校二百三十一人、中学校百二十七人、高校百四人が答えた。
「過去十二十年の間で学力低下したか」という質問に対し、「明らかに低下」は22%、「どちらかと言えば」は35%で、「低下はない」「むしろ向上した」は計6%だけだった。「低下」の内容は計算力、漢字能力、読解カ、思考力などが多かった。中、高校で担当教科別に質問した大阪の調査では、「低下」は国語と社会が各67%と最高で、英語53%、理科50%、数学43%の順。
しかし「低下」と指摘した教師の半数以上が、学力を向上させる取り組みを「していない」と回答。学習内容を大幅カットする新学習指導要綱が小、中学校で実施され、基礎学カへの影響を懸念する声もあり、同研究所は「どんな対策を取ったらいいか、教師らに混乱が見られる。子どもの長所や短所を的確に見極.め、柔軟で効果的な授業研究が求められる」としている。
                                  読売新聞平成14年1月20日より

独り言・・・何とかするのが教育者では・・・・

立小中高一貫校へ堺市教委は、市立商業高校を中高一貫校に再編し、定時制の二高校を単位制定時制課程の一校に統合、さらに市立湊小と晴美台東小を統廃合する教育改革案を了承した。市教委は今後、改革案を基に基本方針を策定する。

一昨年八月の市教育改革審議会の答申を受け、「高校教育」「小規模校」「学校改善」など五つの検討会で議論してきた。

市立商業高については、「六年間の計画的・継続的な教育指導で生徒の個性や創造性を伸ばす」などを目的に、中高一貫の中等教育学校に再編するとし、現在の敷地に設置するとした。定時制高校は、市立第二商業、第二工業を統合し、第二工業の敷地に設置する方針。

小学校は、府学校教育審議会の「おおむね十二学級程度が望ましい」との答申を踏まえ、小規模校の活性化のため二校を統廃合するとした。

一方、市立幼稚園の全廃問題を抱える「幼児教育」と、百舌鳥養護学校分校の廃止問題などを検討している「養護教育」の二つの検討会は、保護者からの反対の声が強く、とりまとめが難航。引き続き議論する。

独り言・・・地区割り編成やら、校区外の人は・・・

高校の転入・編入を自由化
大阪府教委は新年度の二学期から、府立高校全百六十校で在籍生の転入と中退者の編入を、学科や全日制、定時制などの制限なく認める。高校の多様化で入学後に別の高校への転入を希望する生徒が増え、中退者も年間三千六百人に上るため、進路変更や再入学の門戸を開く。

各校とも転、編入合わせて募集人員の2%以内を受け入れる。全日制では、普通科は志願者の通学区域の学区内、専門学科と総合学科は府内全域、定時制と通信制は府内全域の高校で可能とする。入学は二年生の一学期初めまでとし、試験や面接、高校の成績などをもとに判断する。

府教委は一九九七年度から、全日制府立高の異なる学科間に限り転、編入を認め、毎年、十人以内が進路変更や再入学している。しかし高校の多様化で普通科間でも転入希望が増加。定時制の生徒や中退者にも.全日制希望が多く、転、編入基準を大幅に緩和することにした。

まず全日制の長吉高(大阪市)が四月に普通科から単位制に改編されるのを機に、府内全域から転、編入計十人以内を募集。作文と面接、高校での成績によって合否を決める。

文部科学省によると、関西では兵庫県教委が異なる学科間に限り高校での転、編入を認めているが、学科や全日制、定時制の制限なく認める制度の導入例は全国でも少ないという。

平成14年2月26日 

 讀賣新聞朝刊
独り言・・・勉強しだいで夢は、膨らむ・・・・生野・三国丘も夢ではない


 不思議倶楽部教育フォーラム「10年後の学力を考える」

第三回/第四回講演 「本当に考える力を求める私立中学受験

 森上 展安 森上教育研究所長

 講演日 2/23 場 所 赤坂東急ホテル

 <速報:要約版>
 ■
今年の中学受験の出題傾向・・・「考える力」を求める
 
今年の中学受験の傾向を一言で述べれば、「考える力」を求める出題が増えた ということである。例をあげれば、筑波大学付属駒場の算数は、その場で条件 が与えられ、その場で考えることで答えを出すという問題が出題された。教育 関係者等も、解いていて楽しい問題とコメントしている。東京の私立"御三家の武蔵も同様に、知識の量を問うというよりも、「考える力」を問う問題を例 年出題することで知られている。また、麻布も開成も、算数、理科、社会の問 題が易しくなって、国語が論述になった。これが合否を分けたのでは、と言わ れている。このように、今年は新指導要領の影響が多少見られたように思う。 来年も同様かどうか分からないが、今後ともその傾向は続いていくことは間違 いないだろう。
 ■
中学入試問題を解く3つの効果
 
中学入試問題を解くこと自体には、3つの効果がある。 

    初等幾何を学ぶことができる・・・ほとんどの小学校で幾何を学ばなくなっているが、幾何を学習すると証明能力を高められるなどの効果がある。
?「考える基礎基本」を学ぶことができる・・・知識だけで分かる問題の出題 は避けたいという傾向が増え、「考える力」が必要な問題が増えている。
 
*「自前」「自分の問題」意識を身につけることができる・・・例えば、少子 化問題の1020年後をテーマとし自分達が背負う問題として考えさせるなど、 「自前」の思考力を問う、「自分の問題」として考えてみよう、という傾向が 強まっている。

 ■
中学受験の変化の理由
 
中学受験の変化の主な理由を3つ挙げてみる。
 
*少子化による倍率の低下・・・合格倍率が、いわゆる"上位校"2倍程度、中堅校"23倍程度であって、知識の量だけで選抜しても、ほぼ同レベルで 差がつかないという現状になっている。

  入学してから伸びる子どもの選抜・・・各進学校の校長や理事長は一様に「 最近の子どもは勉強をしなくなった」という。創造力豊かで、きちっと勉強し 、成長する子どもを選びたいという意識が目立っている。

大学受験が変わりつつある・・・大学受験に対応するという側面からも、求める能力(子ども像)が変化しているという傾向もある。

 ■
中学受験は「考える力」をしっかりとつける良い機会
 
諸外国の例をとっても、小学3〜4年生ぐらいから子ども自身が変わっていく 。その意味では、この年齢は大きな分岐点である。親から見れば、成長し、何 でも自分でできるようになる頃であり、ついホッとして手を抜いてしまいがち かもしれない。しかし小学3〜4年生くらいで、しっかりと「考える力」をつけることは、その後を考えると非常に重要である。大学も専門化を早める傾向 にあり、自分がどのような進路を取るべきか、又は相応しい進路を自分自身で 判断するためにも、「考える基礎・基本」は、この年齢から学んでおかねばならない。その意味において、目的意識をもつためにも中学受験を利用する、「 考える力」を求める問題を数多く解く、ということも一つの方法ではないかと 提案したい。
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森上 展安 森上教育研究所長プロフィール-----
 
進学塾経営などを経て、1987年に森上教育研究所を設立。私立学校と民間教育 に造詣が深い。 著書に「学校でダメな子がなぜ塾で目が輝くのか」「有名中学・ホンネの選択 」など多数。早稲田大学卒。

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