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| 20、 【相談】 自閉症の長男の将来 ◆小学1年の長男は、3歳で自閉症と診断されました。当時はひどい多動で会話が成立せず、集団行動に問題がありましたが、リハビリなどで改善し、現在は知的な遅れはなく、普通学級に通いながら週一回、指導を受けています。担任がよく見てくれ、学校で目立った問題は起きていませんし、友達ともうまく付き合っています。中学受験では、少人数の学級で、居心地のいい学校を探したいと思いますが、自閉症のため受験できなかったり、落とされたりすることはあるのでしょうか。―神奈川県、主婦(37) 【回答】 医師 土屋守 ●日本での自閉症の研究の歴史は40年。現在の診療体系になってから20年ほどで、米国などに比べてリハビリや専門医療、教育の遅れは否定できません。自閉症は情緒障害ではなく、脳の器質的障害が原因で生じる発達障害で、脳の本質部分での障害が生涯にわたってほぼ一定して存在します。病気の原因は、まだ確定できていません。 一般的な症状として、(1)孤立した遊びを好み、友人関係を築けないなど社会的関係の理解が困難(2)全般的な言葉の遅れがあり、特異な話し方をするなどコミュニケーションに障害(3)多動や、体を意味もなくゆすったり、同じ道順を通ることにこだわったりするなど反復性の行動をとり、関心を持つ−−があります。 相談内容をみると、友人関係などもうまくいっており、一見改善しつつあると思いがちですが、「脳の本質部分の障害が生涯にわたってほぼ一定して存在する」という自閉症の定義を考えると、現在の改善は一時的なものでしかありません。 進学が心配なようですが、米国などでは、特別に訓練された先生の作った個別教育重視の特別プログラムを採用し、患者を将来にわたって訓練します。自閉症ということで受験させてもらえなかったら差別ですが、合格できても学校に適応できないかもしれません。 担任がよく見てくれているようですが、米国のようにはいきません。まだ日本には多くありませんが、よく訓練された専門家を探してください。そして、専門家に相談し、「将来にわたった長期的なプログラム」を作って子供を訓練することの方が、受験などを心配するより大切だと思います。 回答者 つちや・まもる。土屋医院院長。京都心身・学習総合カウンセリングルームを主宰し、学校・学習不適応などの治療に従事。いじめの精神的治療で1996年、日本医師会「最高優功賞」受賞。著書に「荒れる子どもの心―しつけ・教育への提言」(大修館書店)など |
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| 19、 【相談】 親離れできない息子◆小学3年の息子は近ごろ、私のそばから離れようとしません。先々月ぐらいまで1人で留守番できたのですが、最近は、ちょっとした用事でもついて来ます。留守番させると、5分おきに携帯に電話をかけてきます。学校では元気に遊んでいるようです。最初は、「なんてかわいいこと言ってくれるの」と感激していたのですが、ここまでくると「いいかげんにしなさい」と時には怒ってしまいます。来年以降の移動教室や林間学校も、「行かない」と今から宣言しています。私から離れるのが嫌なのだそうで、何だかこの先不安になってきます。自立させるにはどうしたらよいのでしょうか。 ―――福島県、主婦(34) 【回答】 日本航空学園東京ウイングジュニアクラブ代表 木下貴博 ●最近は、同世代同士のコミュニケーションのとり方が苦手な子が増えています。この場合、たぶんクラス替えなどで、新しいクラスの友達関係に慣れていないため、幼児がえりをしたのかもしれません。 兄弟はいないのですか。よく下の子に母親が手をかけ始めると、上の子が「自分のことを見てほしい」と、ちょっとした問題行動を起こすことがあります。(私も幼いころ、そうだったらしいです) 子供のころを思い出してみてください。1日がすごく長く感じませんでしたか。大人が感じる1日1か月1年より、ゆっくりゆっくり時がたっていくのです。すなわち、日進月歩、成長していくんです。よく子供が、昨日と正反対のことを言ったりすることがあります。それは、昨日が子供にとって遠い昔で、1か月や1年先は遠い未来のことだからです。 もしかしたら、親離れの前兆で、母親から離れないのかもしれません。今の時点では、あまり心配はいらないと思います。しかし、子供にとって、母親が心配になるような要因が本当にあるのかもしれません。父親とのスキンシップが何より必要になってくる時期です。お父さんにも頑張ってもらってください。 この夏休みに体験学習のキャンプに友達を誘って、子供たちだけで行かせてみるのも方法です。同世代の子供同士で共同生活をすることで、自立する心が芽生えます。でも、当然本人の承諾を得てからにしてください。 回答者 きのした・たかひろ。進学塾とフリースクール経営、日本フリースクール協会事務局長を経て現職。学校完全5日制、体験学習、不登校、教師と保護者間の問題などに取り組む。著書に「6歳から15歳の不登校−新しい対応と試み−」(日本教育相談研究所)。 |
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| 18、 【相談】部活でのいじめ ◆中学2年の長男が部活の先輩にいじめられ、学校に行きません。今年度も数回顔を出しただけです。現在は、妻に送られ午前中に学校内の相談室に行き、午後1時過ぎに帰宅します。担任に相談した結果、部活のいじめは表だってはなくなったのですが、先輩の「無視しろ」という命令で息子は孤立し、学校へ行くのが怖いようです。妻は「どなり、たたいてでもクラスに帰さないと、ためにならない」と言うのですが、そんなことをする気持ちにはなれません。 ―――埼玉県、男性会社員(44) 【回答】 月刊教育誌「ニコラ」編集発行人 馬場章 ●先生からいじめを注意され、目に見えるいじめはやめるけれど、無視などの陰湿ないじめを続ける、しかも集団で。よくあるケースです。先輩、後輩関係や身内意識の強い部活動が、担任や顧問の先生が気付かないところで、いじめや非行の温床になっている場合もあります。いじめる方は軽く考えていても、いじめられる側は、自分がいないように扱われたことで深く傷ついてしまいます。 埼玉県は全国に先駆けて「子どもの権利条約」の推進を議会で決めましたが、残念なことに学校現場ではその精神が必ずしも生かされているとはいえません。保健室登校では、何ら問題の解決につながらないどころか、子供に負け犬としての屈辱を絶えず感じさせることにもなります。 まして、両親が「たたいてでも」学校に行かせるようでは、子はだれに助けを求めればいいのでしょう。中学生活どころか、子の人生そのものを駄目にしかねないとも限りません。そのような事例で自ら命を断った子もいます。今なお親を恨みながら、ひきこもっている若者もいるのです。 もし、このまま正攻法で学校に依頼しても見通しが立たないならば、さらに市や県の教育委員会に訴えたり、人権問題として県の人権擁護委員会に相談する手もあります。しかし、それで解決という保証はありません。逆に学校との関係をこじらせる場合さえあります。 今一番必要なことは、「お前は何も悪くない」と家庭でしっかり受け止め、決して登校を強要しないことです。そして、親としては焦らず騒がず、理を尽くし情を尽くして、子が安心して通える学校になるよう、粘り強く学校と交渉することです。 子が日々両親に無条件に愛され、自己肯定感をもって生きることが、今後いじめを受けないための最良の方法だと思います。子を生かすのは両親なのです。 回答者 ばば・あきら。学習塾勤務を経て同誌を発行。フリースクール「ぱいでぃあ」も主宰。不登校、中退、引きこもり、子供の育ちや学び、進路などの相談活動。著書に「行ってみないかこんな『学校』」(ハート出版)など。 |
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| 17、 【相談】やる気のない校長 ◆子供の小学校の校長は昨年赴任しましたが、児童とコミュニケーションをとらず、校長室にこもったままで、保護者や地域の意見を聞かず、校内や児童の前で飲酒します。問題が起きても、「すべては担任。私は関係ない」と言い、責任を放棄します。PTA活動にも理解がありません。前の学校でも問題があったそうです。「責任はない」「関係ない」と言う校長を許せません。教育委員会に相談しても取り合ってもらえません。―広島県、主婦(33) 【回答】 教育評論家 尾木直樹 ●これはひどいですね。論外です。前の学校でも問題を起こしていたなら、間違いなく「問題校長」といえます。子供たちがかわいそうですし、社会的常識として、このような仕事ぶりは許されるはずがありません。 しかし、そうであれば、逆に腹をくくって対処できます。PTAとしても努力して苦労を重ねているようですし、親の側の意思もまとまりやすいからです。 ではどうすべきか。第一に、この間の問題発言や行動をしっかり記録しておくこと。いつ、どこで、どんな発言をし、どんな行動をとったか整理することです。それらの情報をより多くの人から正確に集めます。 第二に、報告書をもとに教育委員会と議会に対して働きかけてください。(1)改善の要求、そのための指導・研修の要求(2)いつまでにどのように対応するのか、明確な文書による回答要求(3)改善なき場合は、配置転換か免職の要求−−という視点にたつことです。 第三に、これらは2001年6月の法改正に基づく、正当で法的根拠のある要求であり、各都道府県教委は、「指導不足教員」に具体的に対処しなければならないことになっています。県はどうしようとしているのか、方針と経過報告を求めるべきです。 これまでのようなたらい回しは、法改正で許されなくなったのです。親も泣き寝入りする必要はありません。「指導不足教員」と判定されれば、免職も配置転換も可能になりました。これを武器にきちんとした対応を求めるべきです。 回答者 おぎ・なおき。東京都内の中・高教諭、東京大教育学部講師などを経て、1994年4月から臨床教育研究所「虹」を主宰。「放送と青少年に関する委員会」(NHK、民放連)副委員長などを務める。教育臨床学が専門。「子どもの危機をどう見るか」(岩波新書)など著書多数。 |
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| 16、 【相談】登校拒否する娘に ◆娘が、高校入学後2週間で「退学したい」と言いだしました。男子に「臭い」と言われたといい、帰ってから「死にたい」と泣いてしまいました。他の同級生にも無視されしているため、だれも話してくれないのではと思います。担任はどうしていいか分からないらしく、「カウンセラーに相て、「大検を受けて、大学を受験したい」と言っています。 ―――大阪府、主婦 【回答】 つくば子どもと教育相談センター 志賀伸三郎 ●思春期の子供や若者の最大の特徴は「不安」です。娘さんは、高校入学直後にこの「不安」が現実のものとなったわけです。クラスという集団に入り、級友が「自分をどう見ているのか」と緊張している中で、面と向かって「臭い」と言われたわけですから、存在そのものを否定されたような気持ちになり、苦しくて悲しくて、「死にたい」と訴えたのだと思います。 また、ほとんど交流できず教室の隅で勉強する姿に、友達は付き合いづらさを感じ、寄ってこなかったのでしょう。娘さんは、「みんな臭いと思っているのだろう」と疎外感でいっぱいになり、登校できなくなったのではないでしょうか。 その後、「不安」をどのように、あなたや家族に訴えましたか。もし、訴えもなく勉子はうちの子ではない。そんな子は見捨てられる」という考えが、彼女を日夜、苦しめてはいないでしょうか。 今の学校に戻るか、それとも大検コースなどを選択するかはさておき、親が「こうしてほしい」という気持ちを捨て、「この子が生きていてくれるのが、かけがえのないこと」と感じられるようになった時、子は初めて、その「不安と負い目」から解放され、自発的、能動的に自分の人生を決めていけるようになると言われています。 しっかり娘さんの話に耳を傾けてください。娘さんには、カウンセラーに不安を聴き取ってもらい、それを取り除き、「安心」して自分の進路を再び歩んでほしいと思います。あなたは、不登校の子を持つ親たちの会に参加してみてはいかがでしょうか。 回答者 しが・しんざぶろう。茨城県内の公立小校長、科学教育研究協議会茨城県支部長などを経て、1995年4月から現職。いじめ、不登校やひきこもり、非行などの教育相談を担当。つくばボランティア連絡協議会世話人も務める。著書に「大人の心へ」 |
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| 15、 【相談】 女性教師のことで 7/4 ◆子供の小学校の担任は年輩の女性教師ですが、これまで受け持ったクラスの保護者の間でも問題になってきたようです。他の先生方と保護者の前で態度が全く異なるため、学校側も気づいていないらしいのですが、子供たちへの言葉の暴力がすごく、内容によっては虐待ではないかとさえ思われます。逆上する性格のようで、人の話を落ち着いて聞かず、子供も委縮しています。授業は、教科書をそのまま写させるだけで、国語は半分くらいの子に音読させて終わりだともいいます。どうすればいいでしょう。 ―――千葉県、女性(39) 【回答】 山田中学生問題研究所代表・日本教育ペンクラブ会長 山田暁生 ●教師の間で使う「学級王国」という言葉があります。とりわけ小学校では、この傾向が強いと言われます。学級という閉じられた枠の中で、担任と児童が王様と家来の関係になり、中の状況が外に知られないまま、あたかも担任が王様のように振る舞い、少々のことをしても、だれも口が出せず、事態が進行していくことがあるからです。 中学では、いろんな教科の教師がその学校に入れ替わり立ち替わり出入りするので、学級が持つ問題点もつかみやすいのですが、ほとんどの教科を学級担任が指導する小学校では、担任が持つ問題点も学級崩壊などにならない限り、児童や保護者の「辛抱」で年月を過ごしがちになり、問題を先送りして終わってしまいます。 質問の件ですが、この状況が進むと、いつかは子供たちが騒ぎ出し、先生の指示や指導に従わず、反抗的になります。その結果、子供たち自身の学習努力の放棄や学力低下を招く恐れがあります。 かたくなな教師の場合、問題点の直訴では解決をより難しくしますので、まずどこが問題かを子供から一週間か、一か月間か具体的に聞き出し、記録してみてください。また、気心の知れた何人かの保護者同士で、それぞれ子供から「状況聴取」をし、記録を収集してみて下さい。 質問では保護者会のことに触れられていませんが、そのような機会を使って、担任が子供たちをどう導きたいと考え、日ごろどう指導しているかなどを具体的に聞きましょう。 「子供を人質に取られているので担任は何も言えない。子供に仕返しされては困る」と保護者が思っている以上、事態は子供たちにとって、楽しく開放的な状況へとは変わっていきません。言うべき時には言う勇気を持って下さい。担任抜きで、いきなり教育委員会へ匿名直訴などせず、担任とまず対話してみてください。 「どうしてほしい」という保護者の願いを、みんなで率直に担任教師に伝えましょう。 回答者 やまだ・あきお。東京都内の公立中教師、NHKラジオの電話相談番組のアドバイザーなどを経験。父母と教師の相互理解、中学生の理解と指導などが専門。著書に「万策尽きたとあきらめずに」(山田中学生問題研究所)ほか。 |
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| 14、 【相談】 小学校の担任教師について
7/3号 ◆小学6年生の子供の担任は今春、赴任していきなり6年生の担任になりました。とても熱心ですが、大声で話す、女の子だけひいきする、生活面に細かく口を出す、といった点が子供の負担になっているようです。最近、学校がつまらないという声が、わが子からだけでなく聞かれるようになりました。親として、何とかできないかと思うのですが、先生の大変さもよくわかります。どのように対処すればよいでしょうか。 ―――奈良県、主婦 【回答】 大阪大学大学院人間科学研究科教育環境学講座、放送大学客員教授 秦政春 ●担任の先生の年齢、職場経験や性別、そして細かい状況が分かりませんが、相談内容を見るかぎり、必ずしもお子さんと担任との個人的な問題だけではないような気がします。ほかの子も似たような不満を持っているようです。その意味で早急に対応すべき問題といえます。学級が「荒れる」ケースが、最近特に増えています。こういった状況がきっかけとなって、深刻化することも少なくありません。 子供たちの不満感について、先生が気づいているかどうか分かりませんが、ともかく担任と大急ぎで連絡をとることをお勧めします。こんなことを教師に話せば、自分の子に不利益が生じるのではといった不安感をお持ちだと思います。しかし、自分の子だけでなく、ほかの子の不満感も含め、素直に現在の状況を先生に知らせることが重要です。 そして、子供の問題の解決を教師だけに任せるのでなく、保護者も協力していくべきです。これが、一般的に言われる学校と家庭の連携です。多くの教師の場合、この種の問題であれば、あまり抵抗感もなく受け入れてくれると思います。 ただ、自分の子供だけの情報では、必ずしも正確でないこともあります。クラスに親しい保護者がいれば、事前に情報交換しておくことが大切です。もし、その方も協力してくれるなら、一緒にやってはいかがでしょうか。その場合、「大勢で押しかける」といった構図にならないよう注意してください。教師に対して不満をぶつけるような状態は、是非とも避けて下さい。 学校との間に問題が生じると、すぐ校長に相談する、場合によっては教育委員会に相談するということが少なくありません。しかし、これでは事態を混乱させることはあっても、スムーズに解決に向かうことはまれです。特に、今回はクラスのことでもあり、まず担任の先生と素直に話し合い、相談することが大切です。 回答者 はた・まさはる。子どもたちの荒れ、教師同士のいじめ問題、メンタルヘルスなど、教育病理学を中心に、教育関係全般を専門にしている。著書に「21世紀の学校と教師」(共著、学文社)など。 |
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| 13、 【相談】不登校 ◆女校高に通う16歳の二女は、中学1年のころから不登校を重ね、留年もしました。あまり他人とつきあえず、自宅でマンガなどを見てばかりです。不登校になったのは、その体格と私の離婚、再婚が原因ではないかと考えています。二女は身長170センチ、体重70キロと大柄で声も低く、男性と間違われます。中学の部活の合宿でも、からかわれました。小学5年の時離婚したのですが、近所のうわさに苦しんだようです。再婚相手の夫とは都合で別居していますが、仲のいい長女が結婚などでいなくなった時、夫との生活が心配です。茨城県、女性会社員(43) 【回答】 恵泉女学園大教授 大日向雅美 ●親として心労の多いことと想像します。思春期に友人に受容されない経験をし、子供も親以上につらい思いをしたことでしょう。体型などの外見で人をからかったりするのは絶対に許されないことですが、現実には子供はまだそうした分別が十分でなく、弱い者をいじめる残酷さを持っています。いじめを受けている子を守るために、周囲の大人が全力で指導する必要があるのですが、残念ながら、教師の側に必ずしもそうした意識が十分にない場合もあるようです。 お子さんも、おそらく学校で助けてもらえる人が見当たらず、居場所のないつらさを味わったのではないでしょうか。こうした場合、親が絶対に子を守るのだという強い姿勢を示せたなら、子は周囲の理不尽さに負けない強さを身につけられるのですが、家庭で守り抜くという雰囲気が十分ではなかったことでしょう。 離婚そして再婚に至る過程では、家族もいろいろと精神的な負担を被るもので、あなた自身も、子供に十分配慮するゆとりがなかったのではないかと想像されます。家庭内が不安定なことも、子供の不登校の大きな原因となったと思います。はありません。あなたの気持ちを全面的にお子さんに切り替えてあげてください。そして、この世の中であなたが娘さんのことを一番大事に思っていることを、よくわかるかたちで示してあげてください。 高校に通うことを強要したり不登校をなじって愚痴めいた口調で責めることになりがちですが、それは逆効果です。子は親のひたむきな愛情を求めているのです。今の経験が親にとっても子にとっても、これからの人生の糧となるよう、問題に真っ正面から立ち向かっていかれることを祈っています。 回答者 おおひなた・まさみ。保育専門学校専任講師、恵泉女学園大助教授を経て、1992年4月から現職。子育てや母性、家庭問題、心理学などが専門。文部科学省の「今後の家庭教育支援の充実についての懇談会」座長。「母性の研究」(川島書店)など著書多数。 |
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| 12、 【相談】門限を守らない娘 ◆中学3年の娘は、午後6時半の門限をほとんど守ったことがありません。遅くなるときはメールで帰宅時間を知らせてきますが、実際はそれよりもかなり遅く帰宅します。注意しても効果がなく、心配だからと話しても「大丈夫」と言い、「だれと一緒にいるの」と尋ねても、「友人」と言うだけです。他の友達には門限がないと主張し、門限があることが窮屈なようです。門限をもうけるのはおかしいでしょうか。 ―――大阪府、主婦(43) 【回答】 埼玉県退職校長会幹事 清水章夫 ●家庭で守るべきルールを作ることは、とても大切です。子供たちはそのルールを守ることを通じて、社会のルールの大切さを体験し、身につけていくのです。特に、門限については多くの学校で、昨今の地域社会の実態などからも、家庭のルールとして示し、子供に守らせるよう、各家庭にお願いしていると聞いています。 私には2人の娘がいます。門限は、小、中、高校を通し必ず守るように徹底して教えました。無断で遅くなれば、学校、出先まで家内が迎えにいきました。今、娘に聞くと「嫌だったこともあるが、とても大切だったと思う」と言います。答えには、長い年月が必要なのです。 無論、時代が変わり、友人との付き合いも多様化し、メールでの連絡もすぐできるので、子供を信じていれば門限など必要ないとの意見もあるでしょう。相談者のお子さん主張も、そういうものでしょう。 ところで、中学3年生という時期は、思春期の真っただ中で、子供から大人へと成長していく人生の節目です。そのうえ、進路選択、勉強と心の振幅も大きく、自己主張や親への反発も強くなるのは、ごく普通のことと考えていいでしょう。この時期こそ、親の出番なのです。 「過干渉は子供をゆがめ、過保護は子供を育てる」という言葉があります。過干渉とはすべて親がやってしまうこと、過保護とは子供を見守り、精神的に保護してやることです。門限は、この後者に当たるルールと考えたいです。ただ、子供が守れない、理想を追うようなルールでは意味がありません。その点は親子でよく話し合い、守れる時間にすることも必要です。 お母さんの家庭での一貫した教えは、必ずお子さんの豊かな人生の糧となることを信じております。 回答者 しみず・あきお。浦和(現さいたま)市立中学校教諭、市教委学校教育部長、市立常盤中校長などを経て、1992年4月から1年間、埼玉県中学校長会長を歴任。現在、聖学院大学などの講師も務める。学習・進路指導や学校経営が専門。著書に「未 来を開く学校教育を問う」(世界通信)など。 |
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| 11、 【相談】いじめについて ◆中学2年の娘は、1年の時から級友に無視されてきました。2年になって、同級生42人のうち、あいさつを返してくれたのは、たった1人。小学生の時から1日3回電話し、無二の親友と思っていた友人にもそっぽを向かれました。最近、ポス的存在の同級生に「顔が気にくわない」と言われて以来、みんなの無視が続いている様子です。勉強にも部活にも身が入らず、体調不良を訴えて早退してしまいます。担任は「はっきりものを言いすぎて誤解を招いているようです」と言い、何か尋常でないと察してはいても、対策まで考えてくれないのです。スクール・カウンセラーとも話すよう進めていますが、本人はなかなか心を開こうとしません。 ―――ある母親 【回答】 開善塾教育相談研究所主任相談員 藤崎育子 ●クラス中の無視が続いているとのこと。再度、担任と話してはいかがでしょうか。その際、スクール・カウンセラーや生徒指導担当といった、他の先生方に加わってもらうのもよいでしょう。子供の置かれた「いじめ」の状況を知ってもらい、早急に対応してもらいましょう。親と担任との関係がしっかりしていなければ、問題の解決に時間がかかってしまうかもしれません。なぜなら、親の学校の対応への不信感は、そのまま子の先生に対する不信感につながってしまうことがあるからです。 できれば、親の方から、辛抱強く学校側に働きかけてみてはいかがでしょうか。親が先生を信頼するようになれば、子も自然と先生に心を開いていくのではないでしょうか。 クラス内の無視については、親が早急に手を打つべきですが、一方で、お子さん自身が向き合っていく問題もあるように思います。例えば、無二の親友だと思っていた友人にとって、1日3回もの電話は負担になっていたかもしれないことや、部活の先輩から誤解を受けないよう、本人からきちんと事情を説明できていたかどうか、といったことなどです。 クラスでの無視は、される側はもちろん、無視する側にとっても、精神衛生上よくない、本当につらい経験です。 お子さんの訴えをじっくり聴きましょう。そして、親子で「人間関係を学ぶ」機会として、また自分自身を振り返るきっかけになればと思います。親や教師が働きかけ、クラスの子供たちにも、この経験を成長していくための糧としてほしいと思います。 【回答者】 ふじさき・いくこ。登校拒否、ひきこもり、非行などの解決のため、家庭を中心にした訪問指導に従事し、子どもの復学時には学校側の受け入れ環境づくりも。著書に「教育改革は改革か」(共著、PHP研究所)など。 |
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| 10、 子どもの塾通いについて 【相談】 ◆小学校6年の女子と、3年の男子の母です。娘は今年から塾に通い始めました。私は塾など必要ないと思っていましたが、通わせてみると「もっと早く通わせれば良かったのかも」という気持ちにもなり、長男は来年から通わせようかと思っています。週休2日制や世の中の不景気などを考えると、子供は大学に進学して欲しいです。そのためには、塾に通わせた方がよいでしょうか。また、どんな塾を選べば良いのでしょうか。主婦(36) 【回答】 精神科医 和田秀樹 ●今年度から、日本ではゆとり教育を掲げる学習指導要領が施行され、カリキュラム内容や授業時間が大幅に削減されました。 しかし、アメリカやイギリスなどの国際的な流れを見ると、カリキュラムや理数の授業時間はむしろ増加傾向にあります。2000年4月に行われた主要8か国の教育大臣会合の議長サマリーでも、「高い技能レベルを身につけ維持できる者は社会的にも経済的にも大成功を収めることができるが、そうでない者は(略)社会的・文化的生活活動 に必要な収入を得る見通しも立たない状態で、かつてない疎外の危険に直面している」ていて、高い学力がないと食べていけない将来が予言されているのです。 学歴はともかくとして、高い基礎学力は、今後の国際社会では必須のものです。それをゆとり教育の名の下に学校が保証してくれなくなった現在、塾に行かせるのは、親のささやかな自衛手段といってよいでしょう。 私立中学を目指すのは、公教育があてにならなくなった現在、一つの選択肢ですが、それを目指さないとしても、少なくとも、ゆとり教育でカットされたカリキュラムくらいは補ってくれる基礎学力重視の塾がよいでしょう。もう一つは、子供の勉強の動機づけのために、わかりやすい授業をしてくれる塾を薦めます。 子供が勉強嫌いになるきっかけのほとんどは、点数が悪い時か、授業がわからない時です。子供が学校の授業を十分にわかるレベルなら、中学受験しなくても、進学塾に行くのもよいと思います。仲間の意欲の高さに感化される可能性も強いし、受験というはっきりした目標があるので、カリキュラムがとてもシステマティックな点も有利です。 またどうやって努力を点に結びつけるかを教わることができるのは、今後のためになるでしょう。 子供の将来を考えて賢明な塾選びをしてあげてください。 回答者 わだ・ひでき。精神分析学、老年精神医学、集団精神療法学が専門。自らの勉 強法を基にした受験技術研究の実績を持ち、学力低下への緊急提言など評論家としての 活動も。著書に「親しかできない、子どもを賢くする方法」(共著、小学館)など。 |
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| 9、 【相談】「ひきこもり」 ◆大学3年、21歳の二男は、1年生の前半から「英語の授業でつまずいた」などと言って大学に行かなくなりました。何がやりたいのか問いただしたところ、「パチンコに全力投球したい」と30万円要求するので渡しましたが、結局使い果たして落ち込んでいるようです。いま同居している姉とはほとんど話さず、ほかの人とも話しません。実 家に戻らせた方がよいでしょうか。私自身が会社をやめることも考えています。これから親として、どう対応したらいいか、教えてください。 ―――広島県、父親 【回答】 つくば子どもと教育相談センター代表 志賀伸三郎 ●これは「ひきこもり」の状態と考えてよいと思います。人の視線を怖がり、友達と会話もできず部屋からも出られない。パチンコや買い物で外出はしても、人と交わることができない現状からすると、このまま大学生活を続けることは当分不可能だと思います。兄弟と話ができないのは、「自分は兄弟の中で一番だめな子」などと言われると思っているのでしょう。 そんな彼が今、自分の力で問題を打開できるとは思いません。学校や社会のシステム、親や兄弟との関係の重圧に苦しみぬいている毎日ではないでしょうか。パチンコに全力投球しても、その重圧は取れるはずがありません。失敗して重圧が増すだけです。 彼の挫折は、大学生になって初めての経験ですか? いずれにしても、「やめたい」という気持ちをマイナスの表現や行動とは見ないことです。にっちもさっちもゆかなくなったこの場からとりあえず撤退し、新しい自分をつくるために「何かしたい」ということなのだとプラスに受け止めるのです。そして、どんな生き方が大切なのか、発想を転換するために話し合うことが必要です。 しかし、家族だけでそれを実現しようとしても、なかなかうまくいきません。第三者との交流やサポート、そして彼を受け止める時間が必要です。 親は県内にある「親の会」などで交流し、本人もできたら同じような悩みを持つ若者たちとの交流を持ちながら、新しい自己実現のプログラムを作ることを考えてはどうでしょうか。対人恐怖症であるなら、専門医に診察してもらい、ケアが必要です。 本人と同居することはよいことですが、退職してまですることではありません。自己犠牲から喜びは生まれません。こんな時だからこそ、親の輝いた生き方が、彼の生き方 回答者 しが・しんざぶろう。茨城県内の公立小校長、科学教育研究協議会茨城県支部長などを経て、1995年4月から現職。いじめ、不登校やひきこもり、非行などの教育相談を担当。つくばボランティア連絡協議会世話人も務める。著書に「大人の心へ」(那珂出版)。 |
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| 8、付属高からの進学 【相談】 ◆付属高3年の息子は数学が好きで、理工コースを選びましたが、大学推薦の成績が取れていません。1年から続けている部活はとてもハードで、昨年は全国大会決勝まで行ったくらいです。今年も勝ち進めば12月まで活動があります。昨年は2度骨折し、部活でも十分活躍できず、勉強もついて行けないのに、ネットゲームに夢中で腹が立ちます。高3なのだから放っておいたらいいとも思いますし、主人は「ほっとけ。大学に行けなかったら自分でやれ!」と言います。部活を続けても行ける附属専門塾があるらしく、本人は行きたいようなことを言いますが……。 ―――ある母親 【回答】 札幌自由が丘学園代表 亀貝一義 ●公私立を問わず、多くの高校が進学とスポーツ(部活)の両方に力を入れています。この教育方針にひかれる生徒や父母も多数います。成果を上げる生徒もいますが、思ったようにいかなかったり、不測の事態、例えば病気やけがを体験した場合、非常に残念な傾向を生み出すことがあります。 子供がゲームに走っているのは、心の悩みの表れだと思います。親は、時には「放っておく」ことがあっても、それは一つの愛情の手だてであり、根本的に子を放任しておいていいはずはないのです。 私は、親は子どもの第一のサポーターであると思います。例えば、(あなたの場合には該当しないのですが)学校に行かない、行けないで苦しんでいれば、まずそれを受けとめることが大切です。 しかし、親は次に自分の体験と責任から「学校に行かないことがあってもいいが、最低○○はやろうよ」と子に要求することが必要だと思います。「尊敬するが故に要求する」視点が大切です。しかし、子はやはり失敗もするのです。 すべて親の立場だけで子に強制したり、あるいは子供もいずれ分かるはずだと放っておくこと、そのどちらも問題ではないでしょうか。 その意味から、あなたは「専門塾」の中身をしっかり理解し、子供がそこに行って自 分の希望を貫く決意であれば、一考に値すると思います。ただ、ヘタをしたらそこでがんばってもうまくいかなければ反動は大きくなります。その点も親はあらかじめ認識しておく必要があります。 しかし、だからといって、「もしうまくいかなかったら」と事前に責めることなどは無用です。どういうことになっても「サポーター」であることを貫いてください。 |
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| 7、 【相談】 登校拒否の息子 ◆小学3年の息子は、新学年になって5日しか登校していません。去年は担任が新任の女性教師で学級が荒れ、息子は登校を嫌がって3学期は半分休みました。私も学級の父母と相談し、校長、教頭にもお願いしたのですが、最後まで変わりませんでした。新学年になり先生も代わって、息子も学校は楽しいと言うのですが、朝になると行きません。勉強もどんどん遅れています。息子に「教育相談所に行こう」といっても、「学校に行くからいやだ」と言います。 ―――東京都、主婦(41) 【回答】 月刊教育誌「ニコラ」編集発行人 馬場章 ●昨年、新任の先生で「学級崩壊」状態となり、担任と保護者にとどまらず、教頭、校長にまで至る問題に発展したようですが、結果としてそれが尾を引いていると思われます。 子供が不登校となったのは、親としてとても心配なこと。勉強で遅れをとってしまうという焦りも出てきます。しかし、その思いが子に向けられれば、子は責められているという思いで一層自分を縛ってしまうことにもなります。 ここは少し冷静になってください。「親の期待に沿うよう学校に行きたい、行かなければ」と頭では思うけれど体や心が言うことをきかない、子供のそういう苦しい胸の内をまず察してください。教育相談所に行くのは嫌だと言うのも、おそらく、自分は学校でも家庭でも問題のある、困った子として見られていると意識しているからではないでしょうか。 今必要なのは、学校に行けないことを殊更に問題視せず、担任や学級の友達と良好な関係をとりつつ、子供が臆せずいつでも学校に足を向けられるよう、普段の会話などの中で受容と励ましを与えることではないかと思います。 理由はどうあれ、家庭内で非難の空気が強すぎると、子は委縮するなどし、他者への不信感を増幅することになります。それが行動へのブレーキともなります。 世の中には完ぺきな親も先生もいません。子は親から、親は子から学び、教師もまた子供やその親から学んで成長していくものです。時には厳しい批判も必要ですが、批判する人さし指は相手に向いていても、親指は天を指し、残りの3本は自分を指しているということを考え、ねぎらいや温かい励ましの言葉をかけることも大切です。大らかな親の明るい笑顔が、何よりも子へのエネルギーになるのです。 回答者 ばば・あきら。学習塾勤務を経て「ニコラ」を発行。フリースクール「ぱいでぃあ」も主宰。不登校、中退、引きこもり、子供の育ちや学び、進路などについて相談活動をしている。著書に「行ってみないかこんな『学校』」(ハート出版)など。
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| 5、 ◆五日制で市立10施設,中学生以下は土曜無料に(東京)(3/21) | ||
| 四月からの「学校完全週五日制」移行に伴い、八王子市は毎週休みとなる土曜日に、市立施設十か所を対象に中学生以下の入場・利用料を無料にする。「学校、家庭、地域社会が生きる力を育てる」という五日制の趣旨から、各地で自然体験学習など学内外での子どもの受け皿作りが進んでいるが、同市では「社会教育施設をふれあいの場に」と利用をPRする方針。
無料になるのは、「こども科学館」「夕やけ小やけふれあいの里」や市民体育館、プールなど。利用料は市の条例で決まっており、中学生以下は施設によって二百五十円から百円までだが、「市長の判断で減免できる」という規定を適用する。子どもが同市に住んでいるかどうかは問わない。 同市では、国立の美術館や博物館が原則、来月から毎日、中学生以下の常設展観覧料金を無料化する方針を受け、市の施設でも毎週土曜を対象に実現できるか検討していた。 同市の試算では、土曜の完全無料化による一年間の歳入減は約三百万円だが、「収入面のマイナスより、公立施設を子どもが訪れて親子で楽しんでもらうメリットが大きい」(黒須隆一市長)と判断した。子どもの入場増に伴い、付き添いの保護者が来館することで若干の収入増も期待できるとしている。 ただ、土曜無料化に伴い、日曜の入場者が減少する可能性が高いが、「バイオリン製作教室などこれまで定員の何倍も応募があった人気講座の開催を検討している」(こども科学館)と各施設で今後、工夫を凝らす。「夕やけ小やけふれあいの里」の宿泊料や入浴料、「戸吹湯ったり館」の利用料(入浴料)などは今回の趣旨にそぐわないため無料化を見送った。 同市では二〇〇三年度以降も土曜の無料化を続ける方針。黒須市長は「子どもたちの活動や体験の場を広げ、『生きる力』を養ってほしい」と話している。 |
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| 独り言・・・「塾もかくあるべし」と常々考えています。近い将来に現実化する予定 | ||
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3、 市立小中高一貫校へ堺市教委は、市立商業高校を中高一貫校に再編し、定時制の二高校を単位制定時制課程の一校に統合、さらに市立湊小と晴美台東小を統廃合する教育改革案を了承した。市教委は今後、改革案を基に基本方針を策定する。 一昨年八月の市教育改革審議会の答申を受け、「高校教育」「小規模校」「学校改善」など五つの検討会で議論してきた。 市立商業高については、「六年間の計画的・継続的な教育指導で生徒の個性や創造性を伸ばす」などを目的に、中高一貫の中等教育学校に再編するとし、現在の敷地に設置するとした。定時制高校は、市立第二商業、第二工業を統合し、第二工業の敷地に設置する方針。 小学校は、府学校教育審議会の「おおむね十二学級程度が望ましい」との答申を踏まえ、小規模校の活性化のため二校を統廃合するとした。 一方、市立幼稚園の全廃問題を抱える「幼児教育」と、百舌鳥養護学校分校の廃止問題などを検討している「養護教育」の二つの検討会は、保護者からの反対の声が強く、とりまとめが難航。引き続き議論する。 |
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| 2、 3月14日 府立高専門学科入試 来春、2月下旬に統一
府教委は十三日、現在二回に分けて実施している府立高校専門学科の入試を、来春から二月下旬に統一して実施する方針を明らかにした。また、三月下旬に行われてきた定時制高校の入試についても三月中旬に全日制高校の一般入試と同時に実施する。明確な進路希望を持つ受験生の意欲を尊重し、不本意な進学による中退を防ぐ狙いもあるという。 府教委は一九九一年春から、特色ある学校作りを目的に工業科などの専門学科の定員の半数について、三月中旬の一般入試より約一か月早く「一次試験」を実施。専門学科を強く希望する者は一次試験で不合格になっても一般入試で再度、同じ学科を受験する傾向があった。ところが、一般入試では、学力面に不安を持つ普通科志望者らが専門学科を受験するため、専門学科希望者の合格がより難しくなるケースが出る一方、もともと普通科を志望していた生徒の中には専門学科合格後に勉学意欲を失う者も少なくなかった。工業学科の九八年春の卒業率は、一般入試合格者が74%で、一次試験合格者の86・4%を大きく下回った。 また、これまで一般入試後に実施されてきた定時制の入試についても、一般入試不合格者の流入で、夜間でないと学校に通えない生徒が入学できないという問題があった。さらに、一般入試で不合格となり定時制に入学した生徒が中退するケースも目立っていた。 府教委学事課は「受験生には『入れる学校』ではなく、『入りたい学校』を目指してもらいたい。そのために各高校の特色作りを進めるとともに入試日程も改善することにした」と話している。 |
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1、公立高入試前に内申書全面開示 大阪・堺市教委大阪府堺市教委は、市内の中学3年生の女子生徒(14)が開示請求していた内申書を、府内の公立高校の入試前に全面開示することを決め、8日、本人に開示した。教育関係者によると、内申書の記載項目のうち、教師の主観が反映される「総合所見欄」を含めた全面開示は異例といい、自治体の教育情報の公開に影響を与えそうだ。 開示請求は2月22日にあった。市教委は、学力評価については事前に個人懇談会で口頭で通知しており、書面で開示しても教育事業に支障はないと判断した。所見欄についても、「開示することが教育への信頼につながる」と判断したという。 全国の大半の自治体の教委は、生徒の性格などを記す「所見欄」を入試前に開示することを控えている。98年、大阪府高槻市内の男子中学生(当時)が同市教委を相手取って大阪地裁に開示を求めた裁判でも、一審、二審とも「開示すれば教師への不信感や遺恨を招き、教師と生徒との信頼関係を損なう」などとして生徒の訴えを棄却。現在最高裁で争われている。 (2002/03/09 10:22) |
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